日本ECモール売上ランキング2024年版
元ネットショップ店長が実体験とともに解説
7モール同時運営・月1,800件受注を一人でこなした経験から見えたリアルな市場動向をお伝えします。
1年ほど前まで、複数のECモールで販売を行っていました。Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・Qoo10・Mマート・Mマート卸・カウシェ・メルカリ、さらにFAX注文が月10件ほどあり、これらすべてを長期間にわたり一人で回していました。
その経験をもとに、2024年度の日本ECモール市場の動向と売上ランキングを解説します。
担当モールの売上実績
Yahoo!ショッピングは担当当初、月20万円ほどでしたが、私が担当してから100万〜150万円まで急成長し、Yahoo!の担当者も驚いていたことを今でも覚えています。カウシェでは食品1kgを2,980円で販売し、月最高90万円を記録したこともありました。
繁忙期にはAmazon単体で月1,000件前後、全モール合計で月1,800件ほどの受注をこなしていました。今思えば、よく一人で回せていたと感じます。
ネットの時代は終わっていない
ネットショップの売上は、年々伸び続けています。日本の景気が回復したとは言い難い状況ですが、その一方で、実店舗の売上が落ちているのも事実です。
「ネットの時代は終わった」という声を耳にすることもありますが、私はそうは思いません。スマートフォンの普及とともにネット通販の市場は大きく拡大し、各ECモールの売上も急成長してきました。
スマートフォンが日常にある限り、ネット通販の需要がなくなることはないでしょう。
配送需要の増加により運送会社の稼働率が上がり、競争が激化した結果、運賃の価格崩壊が起きています。ヤマト運輸をはじめ、大規模なリストラや赤字を抱える運送会社も出てきており、今後は運送会社や個人配送の仕組みの見直しが必要になってくるかもしれません。
2015〜2024年 ECモール流通総額の推移
過去10年間の主要ECモールの流通総額推移です。AmazonとQoo10の急成長、そして新興モールの台頭が一目でわかります。
2024年度 日本ECモール売上ランキング TOP10
| 順位 | モール名 | 流通総額(推計) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Amazon | 約6.8兆円 | 配送スピード・品揃えが最強急成長 |
| 2位 | 楽天市場 | 約6.2兆円 | ポイント経済圏・食品ギフトに強い安定 |
| 3位 | Yahoo!ショッピング | 約1.6兆円 | PayPay連携・初期費用無料安定 |
| 4位 | メルカリ | 約1.2兆円 | フリマNo.1・若年層に強い成長中 |
| 5位 | ZOZOTOWN | 約0.5兆円 | ファッション専門モール安定 |
| 6位 | Qoo10 | 約0.5兆円 | 40代女性・韓国系商品に強い急成長 |
| 7位 | au PAYマーケット | 約0.3兆円 | auユーザー向け・ポイント連携安定 |
| 8位 | ポンパレモール | — | リクルート系・クーポン特化安定 |
| 9位 | Mマート | — | 食材・業務用BtoB専門専門特化 |
| 10位 | カウシェ | — | グループ購入・40代女性に人気注目 |
特に注目すべきはQoo10とカウシェです。ターゲットが中高年の女性の場合、この2つのモールは圧倒的に女性消費者が多く、検討する価値があります。カウシェでは担当者との打ち合わせで期間限定の露出枠を確保したことが売上急増につながりました。
モール選びに正解はないが、ターゲットに合わせた選択が重要
Amazon・楽天の2強は依然として圧倒的ですが、ターゲットや商品の特性によってはQoo10・カウシェなど新興モールの方が効果的な場合もあります。大切なのは、自分の商品とターゲットに合ったモールを見極めることです。
物流コストの上昇や運送会社の変化も含め、EC市場は今後も大きく動いていくでしょう。現場で積み上げてきた経験をもとに、引き続き情報を発信していきます。
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実体験をもとにしたリアルな情報をお届けしています。
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